亡くなったご両親やご家族をおくるレクイエムとしてこの詩集は始まっています。
そのその背後には3・11の東日本大震災とそれに続く東京電力福島第一原発事故が深い影を落としています。
レクイエムはご家族の死から災害によって亡くなった人々の死へ、さらには失われたふるさとや傷ついた記憶、歴史へと思いを喚起していきます。
3・11は決して終わってはいないし、今も深く鈍い痛みを発し続けています。その中で、著者は希望を灯す願いとして、この詩集を上梓したのだと思います。
「どこかに残しておかなければならない姉弟が愛したふるさと字名「花ノ木」。土起こし、花咲かせ、ほんの小さな蘇りを願い、つなげていきたい思い強く、残された者は壊滅したふるさとに、今足を運んでいる。」(あとがきより)
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