あとがき
今月はたくさんの販売物を紹介しています。新日本文学6月号、7・8月合併号、ピンク 追悼コンサートのチケット、同じくピンクの自主制作レコードの復刻CD。他ではなかなか 手に入らないものなので、よろしく! 新日本文学の二冊が出版されて、この冬から春にかけてがんばった成果がなんとか形にな ったのだけれど、今、僕の飢えはいっそう深まっている。「詩」が必要なのだ。本当に求め ている。 僕にとって、詩は目覚めの現場。うたたねの中に引き込まれてしまいそうな毎日のただ中 で、作動する切実。 「本当は、詩なんか書かないのが一番いいのだ」と言った詩人がいたか、いなかったか。本 当は、たぶんそう。だが、僕には、遠い。