あとがき

   南修治さんから、CDを送っていただきました。何年か前に、大阪へ来ていただいて「ゆいま」という スペースで、一緒にライブをしたことがあります。とてもポジティブなパワーのある人です。  今回、詩のちらしで、歌詞だけでも紹介しようと思って、歌詞カードを読んだのですが、正直言って、 詩としては言葉が単調で、きれいすぎて、滑っているという印象でした。しかし、CDを聞いて、その印 象は逆転しました。  人としての根本のところの自己肯定のことを言おうとしているのが、とても伝わってくるのです。根本 的なこと、自分やいろんな物事を、その根本のところで肯定するということ。根本的なことは、言葉にし てしまうと、とても単純なのです。単純だから、分かったような気になるのですが、分かることと生きる ことは、また別問題です。単純な根本のこと。それを伝えるために、南さんは歌うのでしょう。歌は、言 葉が外へ出て、飛び交おうとする躍動です。だから決して、言葉だけでは測れない。  なんとなく心浮き立つ季節になりました。           お元気で!!

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