悲歌          長谷川修児

   『わがテロル考』以来 あなたは律儀に 新しい詩集をつくるたびに送ってくれた 生涯に二度しか会わなかったのに ぼくらは背中合わせに暮らしているようだった 『楽市』にちりばめられた数々のあなたに 幾たびも手を振った それにしても あなたあての遊撃はとどくだろうか

*『わがテロル考』1976年の詩集
 『楽市』季刊の詩の本
*大阪では、寺島さんと親しくしておられたビレッジプレスの村元さんが発行されている
 「雲遊天下」という雑誌の99年秋号が特集しています。次の詩はそちらからの転載。

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