心の先へ                         千草

流れる言葉は 影のままにと 白い左手 口を封じ 自ら言葉を 押し殺す その左手離さぬまま 人には瞳のみ 笑いかける 涙の流るる場所さえなくし ただひたすら 今を結んだ 刻々と時は迫る 自らの弓を射るために 全て崩してしまっても そっと その手離して 絶えることない 不満も不安も 震える前に 曝け出して 月が消える気まぐれには 数えれるだけ許すだろう その腕壊れてしまうほど 奪い取ろうとすることも 美しい像になっても 欲しい光は浴びれないから 歩き出すしか他ない 空に向かって弓を引け 自由になった左手は もう何も封じない 迷いに向かって弓を引け その自由な言葉と両手で 傷受け 戦って 隠した分だけ 青い唇 忘れたかけた いつの日にか 勇気とともに華になる

*♪この詩は
 自分を殺しながら
 綺麗に生きてきた少女に
 語りかけている詩です。
 ほしいものはほしいと言うことも
 時には必要だろうし
 心の中を表に出すことも
 必要だと。
 何かの岐路にいる少女が先に進むためには
 そのままの自分を出した判断をしてほしいと
 願っています。
 ただの綺麗ごとや
 説教ではなく
 少女を愛した人の心からの最後の願いです。  千草

*最近よく投稿をいただく千草さんの詩です。彼女の詩は気にはなりつつもうまく批評ができなくて、
 ヒントになるかな、と思って自分のコメントを付けていただきました。

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