さやかちゃんへの手紙 モリタクミコ
東京でオープンカフェ、流行ってるんですね。大阪にも何軒かできました。お昼 に友達と待ち合わせたときに、外のイスに座ってみました。 ところで、男のひとって友だちと好きな体位の話をするって雑誌にありました。 「女のひとってそんな話できる友だちいないでしょうね」だって。バカでしょ。そ の日、友だちに言ってやったんです。オトコはそんなに体位の話をしたいのかって。 「高校生ぐらいなら話題にするかな」 「オトコにそんな話して楽しい?」 「雑誌なんて大ゲサだから」 「体位なんて、ホントに使えるのは少ないのに」 「女の人が上だとラクだよ、集中できるし。オトコもラクなのってあんまりないよ」 「横むいてするとお互いにラクチンなんじゃない?」 「あれは、なんかへんじゃない? 入ってるのかどうかわかんない」 「じゃあ、立ってやるのは? 片足をまわすのかな。前からだとどうなるの、立っ てみてよ」 「ボクのやり方とはちょっとちがうみたい」 「これはこっちで、腕はこっちで、バランスいい? 入れてみて」 「ちょっと硬くないから」 「ヒザ曲げた方がいいかな。入った。じゃ動くね、調子いいじゃん」 というわけで、はじめて友だちと体位の話をしましたが、ヒザが気になってイマ イチ集中できなくてザンネン。でも雑誌が書いていたのは「女どうしの友だちで」 だったので、ぜひ女の子と体位の話をしなくては。結果はまたお知らせしますね。 じゃ、また。