命が危ない 311人詩集
―いま共にふみだすために―
私たちはここに、「命」 の詩集をお届けします。この本はノウハウ本でも教えの書でもありません。これを読んだからといって、世の中がバラ色になるわけでもありません。
でも、ここには、命の声があります。命が軽視されているいまの世の中で、かなしみ、不安、傷を背負った存在に寄り添うこころがあります。
これは詩集です。いま、経済効率優先 (実は格差社会) の日本では、詩のこころも軽視され、追いやられていると言えるでしょう。本当に大切なものは何なのか。古来、すべての文学の母であり、こころとこころが最もダイレクトに深く交信するジャンルである「詩」を通して、私たちは読者の皆さんと共に感じ、共に悩み、共に悲しみ、共に喜び、共に考え、共にすすみたいと思います。
解説「命の声の詩集です」(佐相憲一)より
幼い命、働く命、災害・戦争・病気など、さまざまな危機にさらされる大切なひとつひとつの命を311人の詩人が描く。僕も311人のひとりとして参加しました。