詩集『寄る辺ない道の途中に』


五月八日

   *

花曇りの三月

五月 雨の朝

白い夏

日盛りの海辺に

律儀な季節のただ中で

薄明りの朝

A Crepuscular Morning

その「ステージ4」にて

六月、見えない何かがパラレルワールド

   *

こんな空虚な国に

音のない新年

中空に沈みながら

良くない秋が来る

寄る辺ない道の途中に

十二月の日向

   *

キーウは砲撃されている

まつろいに

ガザ 2024

あなたは忘れるだろう

もしもできることなら

   *

若狭の古刹 明通寺にて

処理汚染水の海洋放出に

夢(ゆめ)洲(しま)にて

見えない破線が

何事もない日には

   *

ウトロ、二〇二二年夏


カンパ:1000円
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